惨敗?惜敗?

明治安田生命J1リーグ第一節 サガン鳥栖ー名古屋グランパス ●0-4 @駅前不動産スタジアム


うーーん。。。。。

吹田スタジアムでスコア見て愕然としましたね。信じられないというよりは、うちのチームはここまで弱かったのかと。リアルタイムでスコアは追っていましたから、60分過ぎまで0-0というのは知っていました。ジョーのゴールで先制されてからも、「取り返そう!」と心の中で思っていたものです。しかし、その後崩壊。終わってみれば0-4の大惨敗。ホーム開幕戦は8戦負けなしの強さも無惨です。悲しい。


カレーラス新監督のもと、まずフォーメーションはキャンプの時に一瞬だけ使ってみた3-5-2。

キーパー注目でしたが大久保拓生。

DFラインが正直よく分からなかったのですが、右に藤田、センターに高橋祐治、左が新加入のニノ

中盤の5枚が右ウイングバックが原(新加入)、ダブルボランチに高橋秀人と高橋義希、左ウイングバックがカルロ(新加入)、その前に原川なのかな。

で2トップがトーレス、金崎。


サイドチェンジを積極的に取り入れて、ある程度つなぐのが無理だと判断したらロングボールをトーレスめがけて蹴りだす。かなりシンプルにサッカーを展開していました。つなぐサッカーで相手を崩したシーンは皆無でしたが、それでも縦パスを狙ったりフリックを使って目線を変えながらコントロールしたりと、今までにない鳥栖を見ることができてなかなか希望は持てました。今年のエースはやはりトーレスというのがハッキリしていましたね。いかに彼にいい形でボールを入れることができるか、というところに今年のサッカーは集約する気がします。それを果たすための原川であり金崎であり、イバルボであり、クエンカ、小野、ドンゴン、豊田の役割でもある。実際彼は3つほど決まってもおかしくないシュートを放っていましたし、50分過ぎのカウンターからの右ポスト直撃弾は決めてほしかった。

彼を獲得したのはゴールを決めてもらうためです。かなりお膳立ては整っていました。しかし今のトーレスは外しまくって『師匠』という不名誉なニックネームをネット民からつけられた彼そのものです。次の神戸戦では初ゴールを決めてほしいです。

この通り、攻撃についてはユンサッカー並みの期待はできます。しかし問題なのは守備の部分です。中盤の高橋義希、高橋秀人のダブルボランチはカバー範囲がどうしても広くなってしまうため、バイタルを開けがちになるんです。そこを容赦なく名古屋はついてきていた。ドリブルで侵入し、寄せられてたらすぐにパス。それの繰り返しで鳥栖のバランスを崩しつつ、ジョーに最高のボールを供給する。トーレスと同じように、ジョーは名古屋の絶対的エースなのです。ただ違うのはサポートする周りの戦術理解度、個人のスキルの違い。そしてエースの単純な能力の差。ジョーは今がほぼキャリアのピークといっても過言ではない。今のDFでは太刀打ちできないと思います。かなり守備の時にずるずる下がってバイタルを放置してしまうのはマッシモ監督時代からの悪い癖です。そこを狙われて失点するのを何回も何回も見てきたのになかなか改善されませんね。もっと積極的につぶすプレーをしてもいいと思います。

さらにそれ以上に不安になったのが、失点した瞬間の雰囲気でした。テレビで見ていてもかなり重くなったのがわかります。みんなもっと声を出していこうよ。なんでそんなにお通夜みたいなの。そんな雰囲気だから立て続けに失点して自信を喪失するんです。これは正直腹が立って仕方ありませんでした。サポーターなので応援することしかできませんが、結構残念でしたね。二失点目を喫した時に露骨に無理みたいな雰囲気を出してましたからね。去年2点とられて逆転勝ちしたチームはどこの鳥栖だったんでしょうね。精神論とはあまり好きではありませんが、流石にこれはひどすぎた。

サポーターが声を出さないという問題もあるとは思いますが、選手を鼓舞するプレイヤーもやはり必要です。秀人先生はそこをわかっていましたが、去年その役割をともに担っていた吉田豊はこの試合、相手の左サイドバックでスタメン出場して素晴らしいプレーを披露していました。悲しいなぁ・・・。

名古屋はもう単純に強かった。メンツはそろっているしテクニックも十分。風間サッカーも三年目。タイトルが現実的な目標ですね。ジョー、シャビエル、ランゲラクのメンツでも凶悪過ぎましたが、新加入のシミッチが異次元の存在。俯瞰する能力が多分Jの中でもトップクラス。ヨーロッパでも十分やれると思いますけどね。彼の出すパス、ファーストトラップの置き所、ノールックのセンス、どれをとってもプレイヤーとしての格が違いました。恐ろしい助っ人を連れてきましたね。彼は一瞬で名古屋の心臓、今失っては一番まずい人になりましたね。そのぐらい驚異的な選手です。



次は神戸。勝つ。この悔しさを忘れるわけにはいかない。




さて、もう一つの現場吹田スタジアムではなんともまあ面白い試合が行われていました。友人と共に参戦したのですが、あらかじめ彼には『絶対どちらかの得点は入る面白い試合になることは保障するよ』といっておいたんですが、それがまさか開始30秒で見られるとは夢にも思ってなかった(笑)。

マリノスは伊藤翔、ウーゴヴィエイラと点取り屋が抜けてしまったので新加入のブラジル人次第では最悪降格も可能性あるのかな、と思っていましたが全然そんな心配はありませんでしたね。というかこれのためにウーゴヴィエイラは放出したような気もします。

エジガル ジュニオとマルコスジュニオール。彼ら+仲川のキレキレ3トップにいいようにガンはやられていましたね。かなり目まぐるしくポジションを入れ替えながら、仲川のドリブルの個人技でチャンスを作り出していきましたね。エジガルはプレーの幅がとても広い素晴らしいアタッカー。

新加入の三好もインサイドハーフで文句なしのデビューを果たしましたね。ゴールも決めましたし、強烈なインパクトを残しました。

相変わらず守備はザル過ぎて笑えますがそれ以上に殴り勝つサッカーが見れそうですね。




連チャンサッカー観戦、幸せでしたね。来週の神戸、勝とう

古都のサガンティーノ

サガン鳥栖サポーター。大学生。試合の日記、読了本、メモ等々日々の記録。

0コメント

  • 1000 / 1000