昼から就活のイベントがあったのでそれに参加してから、夜は長居へ。
待ちに待った、待ちに待ったJリーグ開幕!!!!
今年も目の離せない試合が始まります。
そのオープニングマッチを、友人と一緒に観戦。金曜マッチをつとめるのはセレッソ大阪とヴィッセル神戸。ヴィッセルの山口蛍は早速の古巣対決となります。選手紹介の時点で大ブーイング(笑)。見てて面白かったですね。今シーズンはダビドビジャを加え、より強力な前線を有します。リージョ監督二年目でどれだけ前進できるか。
セレッソはロティーナ監督を招聘。堅守から点をとって勝つサッカーを展開します。注目の一戦。
神戸のフォーメーションは433。
キーパーにキムスンギュ
DFに右から西、大崎、渡部、初瀬
アンカーに、山口でインサイドハーフに三田と三原
3トップ左からビジャ、イニエスタ、ポドルスキのいわゆるゼロトップ的な感じでしたね。イニエスタが下りて空いたスペースにビジャポドルスキか絡んでいく、あるいはインサイドハーフが飛び出していくというような、どんどん人が流動的に動くことを狙いとしています。
一方のセレッソは3421のフォーメーション。
キーパー、キムジンヒョン
右ウィングバックが舩木、ボランチが奧埜とソウザ、左ウィングバックは丸橋
2シャドーが清武と水沼でトップが柿谷。
こちらはサイドの丸橋と舩木の奮闘に期待がかかります。攻守で走らないといけないので相当なスタミナが求められます。
さて試合展開としては神戸がボール保持しながらもセレッソはしっかりブロックを作って対応し、なかなかいい形でポドルスキにボールが入りませんでしたね。逆にビジャは左で受けてテクニックでカットインをガンガン仕掛けていって一人でフィニッシュまで持ち込んでいましたね。彼はイニエスタとはまた違う化け物ですね。さすがにまだまだやれますね。イニエスタとビジャは三原、三田とも積極的にコンビネーションを披露して、厚みのある攻撃を出来ていましたが逆サイドのポドルスキは西との縦関係しか築けずにちょっと苦戦していましたね。
セレッソは手応えとしては悪くなかったでしょう。神戸にほとんど形を作らせてはいませんでした。一方で丸橋、舩木の攻め上がりも控え目でオフェンスにおいては苦労していました。時折柿谷&清武の変態天才の閃きでチャンスを産み出してはいたのですが、それも散発的なもので、ゲームを支配できたかといわれると微妙。
前半終了の印象として
神戸は前線三枚が全く守備をしないのでインサイドハーフ以下にかかる負担がかなりのものだったなと。山口蛍いなかったらチームとして崩壊していたのかなと思います。かなり清武のテクニックに苦戦していましたが、後半は彼のケアを意識的にしないと失点することになりそうです。攻撃面ではもっとセレッソの、両サイドの裏をとる動きを展開出来たらいいんではないかなと。ビジャはカウンターのシーンでは巧みに裏をとっていましたが、しかし保持時にダイレクトで繋いでワンタッチで裏をとるパスを出すシーンは皆無でした。古橋とかを入れてみて、変化をもたらした方がいいのかなぁと。
セレッソとしては守備は問題なし。やはり押し込まれる時間が長いのでボール奪取からの攻撃へのポジティブトランジションをもう少し早くすれば切れ味が増してよりゴールに近づけるのかなと。あとはボールを奪っても位置が低かったために蹴り出すしかなくそこにターゲットマンを、おいてみたらとも思いましたね。都倉をいつの時間で入れるかが鍵になりそうでした。
後半は疲労の影響もあって60分過ぎからは大胆なゲーム展開が見られるようになってきましたね。神戸はうまくクサビのパスを入れることができて攻撃が形になってきましたが、それでも絶対サイドから一対一では仕掛けないんですね。サイドでボール持ってもすぐにボランチに返してしまうのでもったいないなあと思う部分がたくさんありました。
72分にセレッソは都倉を投入。結果的にこの采配が勝敗を分けることとなりましたね。うまくコンビネーションを意識していたのか、ワンタッチで捌くことが多くセレッソのリズムを生み出していました。そして清武が下がったのでソウザがシャドーのポジションに上がりましたが、彼の持ち前のダイナミズムが十二分に発揮されることとなり神戸はここでも勢いをそがれてしまいました。
76分のソウザのシュートをキムスンギュがはじき、コーナーキック。手前でフリックしたボールに頭で飛び込んだのはDFの山下。ついにゲームが動きました。ヤンマースタジアムは歓喜の渦に包まれます。神戸としては前がかりにならざるを得ません。
セレッソは新加入のレアンドロデサーバトがうまく底でボールを散らしつつ相手のアタックを殺していました。
試合は1-0で終了。いくつか素晴らしいシーンはほかにもあったのですが、やはりゴールを決めた山下が殊勲のMOMでしょう。
セレッソの予想以上の守備の完成度を見て、これは手ごわいなと。攻撃は個に頼りがちなところはありますが、セットプレーも強いですからね。守り勝つ堅実な強さが今年のセレッソにはありそうです。
神戸としましてはリージョさんのやりたいサッカーのギャップがまだ埋められていないなと。あれだけサイドでフリーを作っておいてビジャ以外仕掛けようとしないのは気になりますね。また前線が高齢なので夏場以降のスタミナも不安。次節はホーム開幕戦ですが、鳥栖としてはぜひ勝ちたい相手です。
開幕戦としては見応え十分、非常に高いレベルの戦術のぶつかり合いで面白い試合でしたね。
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