風間サッカーの進化を

名古屋グランパス。トヨタがお金をたんまりと持っている超大企業をバックにつけて金銭ではかなり裕福なクラブには間違いありません。がちぐはぐな補強戦略でなかなか強くなれない印象。風間監督が就任してからは超攻撃的なサッカーで殴り勝つスタイルをとってきましたが、今年の補強はどうでしょうか。


IN

FW

・赤崎秀平(⇦川崎フロンターレ) レンタル

MF

・ガブリエルシャビエル(⇦クルゼイロ) 完全移籍に切り替え

・杉森考起(⇦町田ゼルビア) レンタル復帰

・マテウス(⇦大宮アルディージャ) 完全移籍

・伊藤洋輝(⇦ジュビロ磐田) レンタル

・米本拓司(⇦FC東京) 完全移籍

・ジョアン・シミッチ(⇦リオ・アヴェ) 完全移籍

DF

・宮原和也(⇦広島) 完全移籍に切り替え

・吉田豊(⇦鳥栖) 完全移籍

・千葉和彦(⇦広島) 完全移籍


OUT

FW

・佐藤寿人(⇒ジェフ千葉) 完全移籍

MF

・玉田圭司(⇒Vファーレン長崎) 完全移籍

・梶山幹太(⇒SC相模原) 完全移籍

・八反田康平(⇒鹿児島ユナイテッド) 完全移籍

・深堀隼平(⇒ヴィトーリアSC) レンタル

DF

・酒井隆介(⇒町田ゼルビア) 完全移籍

・新井一耀(⇒ジェフ千葉) レンタル

・内田健太(⇒ヴァンフォーレ甲府) 完全移籍

・畑尾大翔(⇒大宮アルディージャ) 完全移籍

・ホーシャ(⇒グアラニ) レンタル終了

GK

・楢崎正剛 (引退)



いい面でも悪い面でも名古屋の経営体質がうかがえますね。楢崎は引退ですので仕方ないとしても佐藤寿人、玉田圭司のベテラン二人はかなり突然に切ってしまい、特に玉田に関してはもうかれこれ11年も名古屋に尽くしてくれて、昨シーズンも20試合くらいは出場していた戦力でもあったのでこれは名古屋サポーターじゃなくてもびっくり。新しい血をどんどん入れたいのかな…と思いきや千葉というベテランの補強。なんかよくわからないですね。

ただ、補強の観点からすると今年は100点に近い補強ができたと思います。課題であった守備の部分に対人に定評のある吉田豊を獲得し、宮原和也を完全移籍に切り替えてさらにベテラン千葉で雰囲気もあげていける。中谷と丸山もキャンプインから風間サッカーに改めて一から取り組めるので、昨シーズンみたいなあほみたいな守備は減るでしょう(ゼロにはなりませんよ、風間サッカーだし)。オフェンスの面を見ても、個人で仕掛けられるのが昨シーズンは前田直輝だけでしたが、今年はマテウスを補強。同じ左利きではありますが、前田直輝がどちらかというとカットインして仕掛けていくタイプに比べてマテウスは縦もそつなくこなせるし、強烈なミドルシュートとフリーキックも持っています。間違いなく攻撃の起点の一つになるでしょう。警戒すべきポイントが増えましたね、厄介です。そして中盤のフィルター役として米本拓司を獲得。昨シーズン、中盤の底では小林裕紀がフル稼働して効果的なパスを散らしたり、潰しの役を担っていましたが、その負担も減るでしょう。米本はそこまでパスを散らすのが上手な選手ではないので、その際は相方を考える必要があるのかな、と。東京五輪世代屈指のボランチである伊藤をジュビロ磐田からレンタルしたのもそのような意図があるのかな。190センチ近い上背があり、さらにテクニックも十分、ダイナミズムもあり将来性抜群のオールラウンダー。名古屋で一皮むけるか楽しみです。

ジョー、シャビエル、ランゲラクら去年の核のメンバーは全員残りそこからしっかり競争意識を植え付けられるような補強を行った名古屋。今年は上位争いも可能な戦力をそろえていますし風間サッカーも3年目。そろそろ一定の成果を期待してもいいかもしれませんね。


尚開幕戦は我らがサガン鳥栖と。駅スタで開幕なのでサガンティーノのブーイングおよび拍手が吉田豊を待っています。彼はスタメンで出てくると思いますので是非彼に仕事をさせず、クエンカ、イバルボらが彼をちんちんにしてくれることを期待しましょう。


<名古屋グランパス>   ※数字はMAX10 MIN1

基本フォーメーション 4-4-2 

戦力…9

監督…8

攻撃力…10 

守備力…6

総合力…A

注目選手…ジョー(二年連続得点王とれるか)

期待選手…マテウス(風間サッカーに合いそうなウインガー、怖いですね)

期待若手選手…伊藤(試合に絡めるのでしょうか、まずはそこからですが)



古都のサガンティーノ

サガン鳥栖サポーター。大学生。試合の日記、読了本、メモ等々日々の記録。

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