優柔不断な倫理観で隠蔽工作重ねてる

そう言えば土曜にゼロックス杯が行われましたね。リーグ開幕直前の前夜祭的なイベント、天皇杯優勝チームとリーグ優勝チームが試合をする一戦。今年は川崎と浦和の試合。
川崎のスタメンは右サイドバックにマギーニョ、センターフォワードにレアンドロダミオンが入ってあとは去年のメンバー。一方の浦和は杉本と興梠のツートップ。山中はスタメンかなと思いましたがそのポジションには宇賀神が入りましたね。

試合としては1-0で川崎が優勝。レアンドロダミオンは移籍後公式戦初ゴールでそれを守りきり勝利。
ダミオンは前評判通りというか実物を改めてみると恐ろしいプレーヤーですね。どっしり構えるタイプのフォワードですが、名古屋のジョーより身長がない分(それでも180後半はありますが)、足元で捌くのが巧い。シンプルに捌くシーンとタメを作る時の判断、および敵を背負って反転したり意図的に触らずに反転したりと、プレーの幅が広い。守備も献身的にこなしてましたし、かなり頭もいいプレーヤーですね。かつてのセレソンの称号は伊達ではない。
彼を使うことで中央からこじ開けられない時にサイドからのクロスというオプションが加わるところはイメージしていましたが、この試合ではサイドバックが上がってダミオンにクロスをあげるシーンはほとんど見られませんでしたね。川崎としては少々意固地になっていたかな。もう少しシンプルに攻めて揺さぶりをかけてもいいとは思いましたが。
そして右サイドバックのマギーニョ、彼も前任のエウシーニョとは違った形でフロンターレにアクセントを加えてくれましたね。エウシーニョはピッチを縦横無尽に駆け回るサイドバックですが、マギーニョは小柄な分一瞬で抜いたり、テクニカルはプレーしたりと、器用なプレーヤーですね。終始高いポジションをキープしていたし、イメージとしてはかなり上位互換になりますがアウベスとかそんな感じ。川崎はいい補強をしましたね。逆に交代で入った馬渡はあまりアピール出来なかったので、右サイドバックのスタメンはマギーニョかな。

浦和の方は負けたし枠内シュートは一本と攻撃は機能してませんでしたが、守備は完璧といってもよい出来だったと思います。失点はしましたが、あれは一瞬の気の緩みを逃さなかったダミオンの集中力が素晴らしかった。中央から崩そうとする川崎に対してしっかりブロックを作って、楔が入った瞬間に受け手を潰そうとしてて守備での決まり事がはっきり見えました。プレーヤーがどう感じていたかはわかりませんが、あくまで客観的に見ると川崎は攻めあぐねていましたね。守備はパーフェクト。やはりオリベイラさんはいい監督ですね。
しかし、課題はやはり攻撃力。ファブリシオみたいに個で打開していくタイプのアタッカーに任せないと厳しそうでした。杉本と興梠のツートップは全くいいところなしで、興梠は頑張っていましたが杉本はストレートに言うと酷かったですね。セレッソで覚醒したあの1シーズンで全て使いきったのかというか、もう少し自信を持ってプレーしたらいいのに。チームとして守備に重心を割きすぎて前に人数を持っていけませんでしたね。ツートップではなくて興梠トップにして、杉本を下において興梠がハイボールに競って、杉本が色々回収する、みたいな攻めではどうでしょうか。杉本は身長あるけどポストプレーは絶望的なのでトップは興梠になるでしょう。ツートップがたぶん合ってない。
いずれにせよ、今後は攻守のバランスが課題になるかな。攻守においてタレントは揃ってますし。

たしかに川崎は強いし優勝候補大本命ですが、浦和のポテンシャル考えると私は今年は浦和を推します。


夜は後輩と二人で飯。一年大学を過ごしてどうだったでしょうか、慣れましたかね。

古都のサガンティーノ

サガン鳥栖サポーター。大学生。試合の日記、読了本、メモ等々日々の記録。

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