セミファイナル
明治安田生命J1リーグ第33節VS横浜F・マリノス 〇2-1 @ベストアメニティスタジアム
残るJ1リーグ戦も2試合。長崎の降格が決まり、残る一つの自動降格枠とプレーオフをめぐる過去最高に熾烈な残留争い。試合前の順位表を確認(数字勝ち点)。
12位 ヴィッセル神戸 41
13位 ジュビロ磐田 41
14位 湘南ベルマーレ 37
15位 サガン鳥栖 37
--プレーオフ圏ーー
16位 名古屋グランパス 37
--自動降格圏内ーー
17位 柏レイソル 33
18位 Vファーレン長崎 29
12位まで理論上は降格の可能性があるというマジで前代未聞の熾烈なシーズン。柏レイソルは二連勝して、今日の試合では湘南、鳥栖、名古屋がいずれも引き分け以下の結果でないと降格が確定です。さて、今日の試合は横浜FM。ベストアメニティスタジアムの今シーズン最終戦です。横浜FMに勝って、湘南&名古屋やともに引き分け以下ならば鳥栖は残留が確定します。最終節は名古屋ー湘南の直接対決ですので仮に先述の通りだと、勝ち点が鳥栖40、湘南&名古屋は38で、どちらかが鳥栖を勝ち点で上回ることはなくなりますので。逆に今日の試合、敗れてしまい名古屋&湘南が勝利するとなると勝ち点40で名古屋&湘南が並び、鳥栖が37で続く形となり、名古屋湘南は引分け狙いの試合をするのは火を見るよりも明らかです。従って、鳥栖としてはここは絶対に勝ち点3が欲しい試合。横浜FMとしては引き分け以上で残留が決まります。
さて、守備は堅実だけど得点が壊滅的にとれない鳥栖と得点も失点も馬鹿みたいにとれる横浜との対決。横浜の攻撃をどれだけいなしながら、トーレス、夢生を中心とした攻撃陣で点を奪えるか。横浜は左サイドバックで代表にも先日初招集された山中が負傷でベンチ外。代わりにFWのイッペイシノヅカを起用しました。鳥栖は金崎がベンチスタート。左サイドバックには安在が今シーズン初先発。途中出場で出て、流れを変える役割を安在は担っていましたが、この一戦で先発で大抜擢。どんな活躍をしてくれるか楽しみです。
横浜は今シーズンから取り組んでいるポゼッションサッカーでサイドにうまく展開して、クロスで中央の伊藤翔に合わせる狙い。鳥栖は前からプレスをかけて、高い位置でボールを奪いショートカウンターで仕留める狙い。立ち上がりは横浜もミスが多く、鳥栖が優位に試合を進めていたかな。そこでいい形までは持っていくんだけど最後のクロスなりパスが酷すぎてフィニッシュまで持っていけない。そうしているうちに横浜が先制。ちょっと鳥栖としては攻めていたけどうまくいかなくてフワッとしていた時間帯に嫌な失点を喫してしまいましたね。前半はそのまま終了。少し物足りないというか今シーズンのマッシモ前監督時代の点がまるでとれない鳥栖をイメージしてしまい、煮え切らない気分でハーフタイムを過ごしましたね。
しかし、ここで何とか立て直したのがミョンヒ監督の手腕。ホームの大声援もバックに、早めに夢生を投入し攻勢に出ます。そして71分、福田のクロスがイッペイシノヅカの右手にあたりハンドからのPK。夢生が確実に決め同点。
そして79分、神の子が本領発揮。相手のカウンターが始動して縦パスが入ったところをCBの高橋ゆがカット。夢生が拾ってトーレスへつなぐ。トーレスはトラップで相手CBのタイミングを外し、股を抜くシュート。飯倉も対応することができない美技を決めてくれました。これが決勝点となり勝利。ホーム最終戦は勝利で終えることができました。
トーレスのゴールを生で見るのは初なのでもう興奮が収まらない。素晴らしいゲームを見ることができました。
さて、これで鳥栖は勝利。湘南&名古屋の結果は両方とも勝利。これで勝ち点は三チームが40で並び、柏レイソルの自動降格が確定。湘南&名古屋は引き分け以下なら残留が確定しましたがこれで残り一枠は最終節まで持ち越し。神戸は残留が確定し、横浜は得失点差を考慮するとほぼ残留確定。従ってプレーオフ圏を争うチームはジュビロ、湘南、名古屋、鳥栖の4チームに絞られました。そして来週土曜のリーグ最終節での対戦相手は以下。
ジュビロー川崎 勝ち点41
名古屋ー湘南 勝ち点40
鹿島ー鳥栖 勝ち点40
川崎はリーグ優勝を決め、モチベーション的には微妙なところですがチャンピオンの維持として勝ちに来るはず。鹿島もACLの出場権をかけて全力で勝利をとりに来るはず。やはり厳しい勝負になると思います。最後の最後まで気は抜けません。
今日いっぱいはこの勝利をかみしめておこうと思います(笑)。
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