あんびしゃす

 Jリーグ第22節 サガン鳥栖ー川崎フロンターレ @等々力競技場 △0-0

 被シュート数25本、被枠内シュート数9本、という文字通り滅多打ちされた試合において引き分けて勝ち点1を持って帰ることができたのはひとえにキーパー権田のおかげ。

 勿論守備陣がコースを限定して体を張り続けてくれたおかげというのもありますが、それ以上にこの試合の権田は負ける気がしなかった。さすがに82分の斎藤のドフリーシュートのシーンはやられたと思いましたが、それ以外のシーンは凄かった。こういう試合を引き分けに持ち込めたのは良い証左。オフェンスはもともと期待していないので、DFが踏ん張ってとれるところでは引き分けで勝ち点をもぎとって、そして勝つべきシーンではしっかり勝ち点3を奪う。これが残留するうえで一番大事なことだと信じています。


 川崎の方は勝てる試合だったと思うのでしょうね。あれだけ攻めて、大島や中村があれだけチャンスメイクをしてくれたのに前線の小林悠や阿部などが外してくれた。パスワークはほぼ完璧なものであったと思っているので、それだけに余計相手としては悔しい結果でしょうね。守田選手は大卒ルーキーとは思えないほどの好選手。もともと守備が巧かった印象ですが、あそこまで効果的に攻め上がりができて、かつ周りもよく見えている。大島、中村という偉大な先輩に囲まれてよい刺激を受けているのでしょうね。来季はこのスカッドに旗手、三笘という大学でもトップクラスの選手が加わります。二人はアジアカップに出場しているので現在のレベルもチェックできますし、川崎は本当に強くなりましたね。


 うちは、とにかくよく粘ってくれたという印象。勝ち点3は正直始まる前から期待はできませんでしたが、それでも引き分けてくれたらとは考えていました。勢いというものもあるのでここで負けるか引き分けるかでは次節に大きく影響します。トーレスは多分来日して以来一番いらいらした試合展開になったことでしょうが、それでも最後まで懸命に頑張ってくれました。ムウもよく起点になってくれたし、久々の先発の藤田も悪くはないパフォーマンスを見せてくれました。全員でもぎとった勝ち点1です。


 さあ次は4連勝で最下位から抜け出した名古屋グランパス。ここ数試合で完全に目覚めた昨年度ブラジルリーグMVPのジョー選手は累積警告で出場停止。正直これだけでも相手の戦力はかなり削られます。これは朗報。ですが、風間サッカーの神髄はパスで相手を崩し、どこからでも点が取れること。ジョー以外にも前田直輝や前回対戦で無双したガブリエルシャビエルなど圧倒的なテクニシャンも有する名古屋。それでも残留争いの直接のライバルである以上、絶対に負けるわけにはいきません。私も名古屋遠征に向かいますし、目の前でトーレスの来日初ゴール、ムウの鳥栖移籍初ゴールを見せてくれ。絶対勝ちましょう。


 欧州ではプレミアリーグが一足早く開幕しましたが、今週末からはいよいよラ・リーガ、セリエなど5大リーグが本格的に始まります。そして今日の朝4時からはUEFAスーパーカップ。昨シーズンチャンピオンズリーグ王者とヨーロッパ王者の激突。今年はタリンでレアル&アトレティコのマドリードダービー。ロペテギ新監督率いるレアルと七年目になるシメオネアトレティコ。ロナウド去りしロスブランコは新エース、ベイルを中心にどんなサッカーを見せてくれるのでしょうかね。 

古都のサガンティーノ

サガン鳥栖サポーター。大学生。試合の日記、読了本、メモ等々日々の記録。

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